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  • 2024.09.11
  • ゲタリンピック
  • つい最近まで、オリンピック、パラリンピックが開催されていたので、そのつながりで、1つ、ご紹介したいことがあります。
     それは、「ゲタリンピック」です。これは、私が小学生のときに、地域の商店街を盛り上げるために、一から企画して開催した、「下駄に楽しみながら触れてもらうお祭り」です。 、、、、なんのこっちゃ、、、?って感じですよね。

     私が小学校6年生のとき、総合的学習という授業の一環(いまもこういう授業あるのかな?)で、「地域の商店街について詳しく知ろう」という課外授業がありました。私の小学校(大阪市内)の近所に、下駄や草履で有名な履物商店街がありました。ここは、昔、京都と江戸をつなぐ東海道の途中にあり、京都に往来する人が、途中で履物や鼻緒を変えるときに使われた、歴史ある商店街です。そのような商店街ですが、私が小学生の当時、下駄や草履の需要は高くなく、商店街の活気も高くなかったのです。しかし、授業の中での商店街の人々へのインタビューを通して、歴史や伝統の尊さや大切さ、下駄の良さを学んだ私は、「何とか、この商店街を盛り上げたい!下駄をもっと知ってもらいたい!」と思い立ち、友達と二人で、1から企画して、お祭りを企画することにしました。それが、「ゲタリンピック」です。

     小学校の校庭で、お祭りのように、下駄にまつわる催しものを開きました。下駄を履き、それを、少し先のターゲットに向かって飛ばして当てる、「ゲターゲット」。下駄を履いて競争する「ゲタリレー」。下駄を一緒に作る体験をする、「鼻緒すげ体験」。など、楽しみながら下駄の良さを知ってもらうゲームコーナーを中心に企画しました。地元の方々や、観光客の方が、ふらっと立ち寄ってくれ、自分にとっては大成功のイベントでした。今でもあの日を映像として思い出すことができるくらい大切な思い出です。
     
     これは、本当に、私ともう一人の同級生が、1から全体構想を企画し、協力者(商店街の方々、先生、同級生)を募り、各ゲームコーナーに人員(同級生や先生)を配置して、開催したものです。先生は、聞けば教えてくれる程度で、本当に我々が自分たちで考えてやったな、という自負があります。その分、終わったときの達成感は尋常じゃなく、やりきったなぁって感じたのを今でも覚えており、小学生の頃にこのような経験をさせてもらえたことを感謝しています。

     以前から、「地域を盛り上げること」「街の人が安心して楽しむ場所をつくること」を自身のやりたいことと掲げているのは、このゲタリンピックが原体験にあると思っています。本当に人生の宝物のような経験でした。
     
     「ゲタリンピック」は、私にとっての「宝物」ですが、きっと、誰しも、自分の人生にとっての宝物があると思っていて、それは誰にも奪われたくないものだから、自分だけのものだから、あまり人に見せたくないし、話したくないものかなと思っています。(話したところで、誰もわかってくれないと思っていた)ただ、最近は、そのような宝物(ここでいうと原体験)をしっかりと言葉にして、周囲に発信していこうとおもうようになりました。自分の感性を信じれるようになってきたからなのか、はたまた、年齢的なものなのかはわかりません。この経験を自分だけに留めておくのは、もったいない、と思い始めたのかもしれません。「自分にとっての宝物は、いつまでも自分の中にある。だれかに話したとて、奪われるものではない。」と、以前より自分を、そして周りを信じることができるようになったからかもしれません。笑

     とりとめもない話になりましたが、何が言いたかったかというと、このブログでは、こんな感じでこれからも自身の体験を発信していくので、暇な時に見てください、というのと、オリンピックは、心がアツくなりますね。っていうことです。

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