言い間違いってかわいいよね
そう思っているのは私だけかしら
たこ八郎と握手したことでおなじみ、私の夫は言い間違いが多い。初めに気づいたのは「マシュマロ」
夫はマシュマロが大好きで自分でも時々買ってくるほどだ。ある時なんだかおかしな言い方をしていることに気づいた。
「マショマロ」
どう聞いてもそう言っている…確信した私は
「ねぇ、マショマロって言ってるよ」と指摘してみた。
夫はキョトンとした顔をしていた。
「え、なにが」
「マショマロじゃなくてマシュマロだよ」
「今まで誰も教えてくれなかった」
そっかー。誰もちゃんと聞いてくれてなかったのかな。
それはそれでかわいそうじゃないか。夫のためにも教えてあげないと恥ずかしい思いをするかもしれない。そんなことを考えながら、マショマロを皮切りに続々と言い間違いを指摘している。
次に発見したのは「シャウエッセン」
聴覚に意識を集中させなくても夫は「チャウエッセン」と言っていた。チャウ!逢いたい犬No.1!なんだかかわいいじゃないか。
他にも似た単語で悩むこともあるらしい。正しい単語を言いたいのに全く異なる言葉とどっちだったかわからなくなり、考え抜いて間違ったほうを発することが多々ある。
例えば「カチョカバロ」あのとろりとした袋みたいな形のチーズ。頭の中にはあのチーズが浮かんでいるのにどっちだったかな~と考え抜いて「チュパカブラ」と発言したことは一度や二度ではない。チーズとUMA。嫌いじゃないです。むしろ好きです。
北海道神宮にある六花亭神宮茶屋店で食べられる熱々の判官さま(大福を鉄板で焼いたようなもの)。これも毎回間違える。間違える!と本人もわかっているので悩み抜いて「あれ食べたいね、宦官さま」とやっぱり必ず間違えるのだ。
最近ではあまり指摘することも減ってきた。興味が薄れているわけではない。むしろその言い方でいいじゃないの!と思っているから、聞き流してるだけ。だってどの間違いもかわいいんですもの。このまま言い間違いし続けてほしいとさえ密かに願っている。
ニッカ
ニッカのプロフィール
まっすぐ前を見てない人。だいたい下を見てるかUFO探してるか。ある日友達からニカウと名付けられ、その友達と結婚して現在に至る。