シングルオリジンの焙煎は、産地への敬意を自分なりにどう表現するか、ということを意識しています。それに対して、ブレンドは自分にとって、珈琲を通して何を伝えたいか、ということを表現する方法として、好奇心を常にくすぐられています。
みちみち種やのブレンド作りは、まず、何を伝えたいのか、イメージを文字におこすところから始まります。そして、そのイメージを伝える言葉たちをヒントに、ブレンドに使用する豆の産地や品種を絞り込み、テストローストへと進んでいきます。そして、試行錯誤を積み重ねた先に、自分が思い描いた想像を超えた瞬間、新しいブレンドは完成します。
きょうの写真の珈琲豆は
爽爽(そうそう)ライトブレンド
焙 煎:
◉ミディアムロースト・浅煎り
ハイロースト・中煎り
シティロースト・中深煎り
フルシティロースト・中深煎り強め
フレンチロースト・深煎り
イタリアンロースト・最も深煎り
特 徴:
やや浅煎りのライトブレンド。苦味は少なく酸味寄りになるように焙煎を抑えめにして、苦味が出始める寸前で仕上げています。薄めに淹れると爽やかな酸味が引き立ち、濃いめに淹れると苦味も多少感じられます。まあるく心地良い酸味は、甘みを感じるほどよい酸味です。
浅煎りの定番ブレンドとして開業当初から販売を続けています。今年(2022年)に入って、当初からのイメージはそのままに、配合を見直してリニューアルしました。浅煎りでもコクと甘みをしっかり感じさせてくれるコスタリカをベースに、ブレンドのバランスとりとしてクセのないメキシコ、アクセントにアフリカの大地の力強さを感じさせてくれるケニアを使用。実は店主1番のお気に入りブレンドです。
販 売:
オンラインショップでは常時ご注文受付中。間借り店舗 やかん の店頭ではご予約販売(ご注文があるときは店頭に並んでいることもあります)。