具体的にどこかが調子が悪いというわけではないのだけれど、感覚としては「スイッチが入らない」という感じ。頑張りたいのに頑張れない。やらなきゃいけないのに身体が重くて動けない。そんなことがここ数年、いまごろの時期に2週間ほど続きました。これが五月病なのかと。

自分自身を振り返ると、春を迎えて、厳しい北海道の冬の暮らしから解放されて、気持ちはウキウキと走り出したいのに、身体には冬の疲れが残っていたのだと思います。気持ちと身体のスピードが合っていなという感じ。皆さんもそれぞれ環境の変化やプレッシャー、ストレスのなかで、気持ちと身体のズレを感じたことがあるのではないでしょうか。

そんなとき自分が心がけていることは、いったん自分のことを考えるのをやめてみることでした。調子が悪い自分、いつもと違う自分、そんな自分に向いた意識の矢印を外側の何かに向けてみる。例えば一杯のコーヒーに集中する。ひとくちめの印象、口の中に含んだ感触、飲み込んだ後の鼻に抜ける余韻までしっかりと。「ただ飲む」のではなく「味わう」という行為が、小さな旅に出たよな感覚を与えてくれました。

いつものルーティーンとしてのコーヒーも大切ですが、改めて「味わう」ことを意識してコーヒーと向き合う時間の大切さに気づきました。そんな訳で前置きが長くなりましたが、今年は、いつものコーヒーを「より深く楽しむ」ための企画を考えていこうと思っています。今回ご紹介するのはその第一弾「自分だけのブレンドを作ってみよう」です！

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