先日のこと。建築物（MYM）の完成披露内覧会という初めてのシチュエーションでコーヒーをご提供させて頂きました（オープンハウスでフリードリンクのご提供）。
建築関係者や建築を学ぶ学生さんなど、普段なかなか交わることのない方々の真剣な眼差しにとても驚きました。建物を建てるとはどういうことなのか、素人の自分もそんなことを少しでも感じ取ろうと、真剣にコーヒーを淹れながらも、飛び交う言葉に耳を傾けていました。
私有の場と公共の場と、その間にある共有地。建築という仕事は、建物を通して、場を作り、人の居場所を作る仕事なのかもしれない。アーキディヴィジョン矢崎さん塩入さん、おふたりの言葉と仕事から、自分の仕事にも繋がる発見がたくさんありました。
この建物を外から見ると、既存部分に増築部分が覆い被さっているように見えます。実際に中に入ると、どこまでが既存の建物で、どこからが増築部分なのか、懐かしさと革新的な仕掛けが巧妙に入り交じる室内。言葉にすると複雑に感じるかもしれませんが、具体的な誰かの居場所であったり、不特定多数の誰かを想像して、建物の至るところに居心地の良い「居場所」が散りばめられているように感じました。そして、そこにコーヒーという飲み物があるだけで「居る理由」が生まれる。改めて自分の仕事の必要性を実感できたことも大きな収穫でした。
内覧会の会場となったMYMの店舗部分には、斜め向かいからワトラルさんが移転オープンされます。今回はそのワトラルさんのご依頼でした。貴重な経験をさせて頂き大感謝。そしてアーキディヴィジョン矢崎さん塩入さんとの出逢いにも大感謝。ありがとうございます！
なんだか長く綴ってしまいましたが、とにかく発見と感動と喜びに溢れたMYM。そこに移転するワトラルさん含めて、この場所のこれからが楽しみでなりません！
